日本大百科全書(ニッポニカ) 「オキナワキョウチクトウ」の意味・わかりやすい解説 オキナワキョウチクトウおきなわきょうちくとう / 沖縄夾竹桃pink-eye cerbera[学] Cerbera manghas L. 沿海生のキョウチクトウ科(APG分類:キョウチクトウ科)の常緑亜高木。葉は互生し、長さ約20センチメートルで倒披針(とうひしん)形、表面に光沢があり全縁。円錐(えんすい)花序は長さ15~20センチメートル、花は白色で径約4センチメートル。果実は長卵形。種子は猛毒を有し、殺鼠(さっそ)剤の原料とする。葉の乳液も有毒、目や粘膜に触れると腫(は)れるので一名ミフクラギという。奄美(あまみ)大島以南、熱帯アジアに分布。[島袋敬一 2021年6月21日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例