20世紀西洋人名事典 「オーロビンドゴーシュ」の解説
オーロビンド ゴーシュ
Aurobindo Gosh
1872 - 1950.12.6
インドの思想家。
ベンガル生まれ。
別名Aurobindo〉 オーロビンド〈Sri シュリ。
7歳から英国で教育を受け、大学卒業後帰国。1903年カーゾン総督のベンガル分割法案に反対、兄ラームゴーパールやティラク、ゴーカレらとともにベンガルで民族主義的政治活動を展開、国民会議派の過激派の指導、「ユガンタル」紙の主宰等を行う。’08年逮捕、’09年出獄。以後南インドのポンディシェリーに隠棲し、宗教団体設立。修道院建設やヨーガの実習・指導を行う。「有」「知」「歓喜」「超越心」より形成される「超越的・神的世界」と「心」「生命」「物質」より形成される「経験的・現象世界」の存在との関連を説いた。西洋文明・思想を鋭く批判し、インド思想を説く点に特徴がある。主著「神的生活」。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報