かぎつき広告(読み)かぎつきこうこく(その他表記)keyed advertising

日本大百科全書(ニッポニカ) 「かぎつき広告」の意味・わかりやすい解説

かぎつき広告
かぎつきこうこく
keyed advertising

広告の反応を測定するため、出稿主に返送される物の、ある部分に、かぎ(符号)をつけた広告をいう。たとえば、各種新聞広告にクーポンや資料請求券を刷り込み、媒体別に異なった符号をつけておいたり、キャッチ・フレーズモニターを募集する際、応募先の番地や係の名を違えておくと、その返送・応募内容を分析することにより、使用した広告媒体のそれぞれについて伝達効果が測定できる。このように、かぎつき広告は、おもに新聞や雑誌などの媒体価値測定に利用されるが、このほかに、異なった広告コピーをつくって出稿し、このかぎの手法を用いれば、コピー測定(どちらの広告が効果的であったか)も可能である。一般にかぎは、広告全体の効果を損なわないように、配慮してつける必要がある。なお、この技法は、テレビ広告やインターネット広告などの出現した現在では、ほとんど使われていない。

豊田 彰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む