デジタル大辞泉 「かずら橋」の意味・読み・例文・類語 かずら‐ばし〔かづら‐〕【かずら橋】 徳島県西部、三好みよし市西祖谷山にしいややま村善徳ぜんとくにある吊り橋。シラクチカズラを主材料にしてつくられた橋で、吉野川支流の祖谷川上流に架かり、長さ45メートル、幅2メートル、谷からの高さ14メートル。国の重要有形民俗文化財に指定されている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「かずら橋」の意味・わかりやすい解説 かずら橋かずらばし 徳島県西部,三好市の善徳にある,かずらでつくられた吊橋。祖谷渓の険阻な絶壁にかけられており,3年ごとにかけ替えられる。長さ 45m,幅 1.5m。山地に野生するサルナシ (猿梨)のつるを編んでつくられ,端は両岸の樹木につなぎ止めてある。橋の最も原始的な一形態で,現在ではチベットやインドなどの僻地にみられるだけである。日本でも明治初期までは山地に散見されたが,鋼索使用の普及とともに姿を消した。 1955年国の重要有形民俗文化財に指定された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by