カタボリズム(その他表記)catabolism

翻訳|catabolism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カタボリズム」の意味・わかりやすい解説

カタボリズム
catabolism

異化または異化作用 (異化代謝) ともいう。生体内で起る代謝のうち,化学エネルギーに富む化合物分解により,エネルギーを遊離させその自由エネルギーを利用する反応系列をいい,これに伴って一般に,複雑な化合物が簡単な物質に分解される。グルコース解糖で乳酸に,あるいは呼吸で水と二酸化炭素 (炭酸ガス) に分解される場合などが典型的な例である。したがって,カタボリズムの生物学的目的は,反応生成物自体にあるのではなく,得られるエネルギーにある。エネルギーは主としてアデノシン三リン酸の形で,化学エネルギーとして確保される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む