カタボリズム(その他表記)catabolism

翻訳|catabolism

デジタル大辞泉 「カタボリズム」の意味・読み・例文・類語

カタボリズム(catabolism)

異化いか2

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カタボリズム」の意味・わかりやすい解説

カタボリズム
catabolism

異化または異化作用 (異化代謝) ともいう。生体内で起る代謝のうち,化学エネルギーに富む化合物分解により,エネルギーを遊離させその自由エネルギーを利用する反応系列をいい,これに伴って一般に,複雑な化合物が簡単な物質に分解される。グルコース解糖で乳酸に,あるいは呼吸で水と二酸化炭素 (炭酸ガス) に分解される場合などが典型的な例である。したがって,カタボリズムの生物学的目的は,反応生成物自体にあるのではなく,得られるエネルギーにある。エネルギーは主としてアデノシン三リン酸の形で,化学エネルギーとして確保される。

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