ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カタール国営石油」の意味・わかりやすい解説 カタール国営石油カタールこくえいせきゆQatar Petroleum; QP カタールの国営石油会社。1974年に設立され,国内の石油探鉱から生産・精製まで全部門を管理している。カタールの石油産業は,1935年に BPの前身アングロ・ペルシアン石油がカタールの石油開発権を付与されたことから始まった。このアングロ・ペルシアン石油の子会社カタール・ペトロリアム・カンパニーと,1952年にカタール沖合いの開発権を獲得したシェル・カタール・カンパニーが,1973年に国有化されたのち設立された。天然ガスについては,外資企業との合弁で 1984年にカタールガス,1993年にラスガスを設立し,液化天然ガス LNGの生産・輸出を行なっている。日本からも三井物産,丸紅などの商社や LNGジャパンなどのエネルギー会社がカタールの LNG開発に参画し,LNGを輸入している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by