カチナ(読み)かちな(その他表記)Katsina

デジタル大辞泉 「カチナ」の意味・読み・例文・類語

カチナ(Katsina)

ナイジェリア北部の都市。カチナ州の州都。ハウサ族の王国の首都が置かれ、サハラ交易で栄えた。同地方におけるイスラム教の中心地になり、現在も18世紀頃に建造されたゴバラウミナレットが残る。周辺は農業が盛んで、ラッカセイ、雑穀、綿などを産する。カツィナ。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「カチナ」の意味・わかりやすい解説

カチナ
かちな
Katsina

西アフリカ、ナイジェリア北部、カチナ州の州都。人口20万1500(1995)。12世紀ごろ建設され、サハラ交易時代に交易都市として栄えた。ハウサ人の一王国の首都であったが、14世紀にはイスラム教に改宗し、イスラム教の学問、教育の中心地として発展した。19世紀初頭、フラニ人によって征服され、1903年にはイギリスの支配下に入った。ラッカセイおよびウシの集散地でもある。

[島田周平]

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世界大百科事典(旧版)内のカチナの言及

【道化】より

…それは,文化がみずからの硬直化を防ぐための知恵であったろう。【高橋 康也】
[儀礼の道化ritual‐clown]
 プエブロ諸族などのアメリカ・インディアン諸社会では,季節祭などの公的な儀礼に,カチナと呼ばれる神々の仮面をつけた踊り手とともに,仮面の道化が登場する。これらの道化は,文化的秩序の中心としての儀礼の主役(神々としてのカチナ)が表す儀礼的荘厳さや社会的価値をからかって擾乱(じようらん)する働きを演ずる。…

【プエブロ族】より

…とくに結社は,キバを所有するだけでなく,年中行事としての宗教儀礼を実施する母体である。 宗教儀礼のなかで特徴的なのはホピ,ズニのカチナkachinaの登場する儀礼(ダンス)であろう。カチナとは神話に登場する祖先神の一種で,冬から夏にかけて村に戻り,一連の儀礼に一定の服装と仮面をつけて現れ,夏の終りに聖なる山に帰っていく。…

※「カチナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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