カニャール・ド・ラ・トゥール(その他表記)Cagniard de La Tour, Charles

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

カニャール・ド・ラ・トゥール
Cagniard de La Tour, Charles

[生]1777.3.31. パリ
[没]1859.7.5. パリ
フランスの技術者,生物学者。パリの高等理工科学校に学ぶ。後年パリ市の技術顧問をつとめた。研究や発明は広範な領域にわたっており,水力エンジンの開発,サイレンの発明を行い,音響学,結晶学において業績を残したほか,発酵の研究も行なっている。彼は発酵の研究に顕微鏡観察を導入した最初の一人として知られ,発酵素が小さな袋状の構造体が集ってできていることを見つけ,この小胞の挙動を詳細に観察し,それを植物の一種と推定した。そして,1838年発酵作用はこの植物の生命活動によると唱えた。この年に,T.シュワンも同様の考えを明らかにしたが,彼らの説は J.リービヒの攻撃を受け,定説とはなりえなかった。

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