コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

結晶学 けっしょうがく crystallography

翻訳|crystallography

6件 の用語解説(結晶学の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

結晶学
けっしょうがく
crystallography

結晶の形態や対称性,内部の原子的構造などを研究対象とする総合科学で,その範囲は物理学,化学,鉱物学,金属学,生物学にわたる。結晶学は 1669年 N.ステノが鉱物結晶について面角安定の法則を発見したことに始り,有理指数の法則,32対称群の分類,ブラベ格子の分類など,形態に関する幾何学が確立された。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

けっしょう‐がく〔ケツシヤウ‐〕【結晶学】

結晶の形態・構造、および物理的・化学的性質を研究する学問。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

結晶学【けっしょうがく】

結晶を研究する科学。結晶の形態や対称性を数学的に研究する結晶形態学(点群),結晶の光学的現象を研究する結晶光学結晶構造をX線を用いて解析するX線結晶学(X線回折),結晶の物理的・化学的性質を研究する結晶物理学・結晶化学などの分野があり,特に最後の二つは結晶の工学的応用の分野で脚光を浴び,それとともに結晶合成の研究や電子顕微鏡の発達で結晶成長の機構の解明が盛んである。
→関連項目西川正治

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

けっしょうがく【結晶学 crystallography】

結晶学は結晶の種々の性質を研究する学問として発達してきたが,最近では結晶の物理性は固体物理学,化学性は結晶化学,また結晶内部の原子配列はX線結晶学の各研究分野の研究対象に分化している。したがって,現在では結晶のもつ対称の種々の様相を数学的な手法によって研究する分野が結晶学とよばれている。 結晶が自然科学の研究対象となり始めたのは17世紀中ごろからで,デンマークのN.ステノは水晶などの結晶について,面角一定の法則を発見した(1669)。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

けっしょうがく【結晶学】

結晶の形態・構造また物理的・化学的性質などを研究する学問。 X 線による結晶解析なども含まれる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

結晶学
けっしょうがく
crystallography

結晶を研究対象とする学問分野の総称。歴史的には結晶の光学的性質の研究から始まり、19世紀に至って、結晶外形に現れる幾何学的特徴を数学的に論ずる群論的取扱いと、対称に基づく結晶形態の分類の研究が進められた。20世紀に入り、X線回折を利用する結晶構造解析法が創始され、結晶内の原子配列が解明されるようになると、結晶の物理的・化学的性質が原子・分子の性質と関連して微視的に研究され始めた。応用面では、金属材料高分子材料のようなバルク材料の性質と結晶構造との関係、半導体のようなミクロ材料の機能と結晶構造との関係などが研究開発されている。
 X線などの回折現象に重点を置く結晶学はとくにX線結晶学とよばれるが、結晶の機械的、電気的、磁気的、光学的性質などを研究する結晶物理学、結晶内での化学結合、化学組成、原子や分子の配列と運動性を扱う結晶化学あるいは化学結晶学、また、結晶の成長を動的に扱う結晶成長論などの分野もある。しかし、これらを完全に区別することは困難であり、結晶学は物理学、化学、鉱物学、生物学などの境界に位置するものといえる。[岩本振武]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

結晶学の関連キーワードX線結晶学金相学結晶化結晶化学禅学結晶作用の力晶質晶子不等性ノイマンの原理ラウエ図形

今日のキーワード

大統領補佐官

各種政策の立案その他に関し,側近として大統領に助言する役職だが,実質上はブレーン,顧問として多面的な役割を担う。憲法で定められた唯一の行政責任者である合衆国大統領は,強大な権力を持つにもかかわらず,議...

続きを読む

コトバンク for iPhone

結晶学の関連情報