カフカの階段(読み)かふかのかいだん

知恵蔵mini 「カフカの階段」の解説

カフカの階段

社会運動家・作家生田武志が提示した、野宿者(ホームレス)に関する比喩のこと。「野宿者に至る一段一段を下りていくのは容易だが、元の社会に復帰するには落ちてきたいくつかの階段一度に上らなくてはならず、自力では事実上不可能に近い」ということを、小説家カフカが残した「父への手紙」の中の一節になぞらえたもの。初めてこの比喩が使われたのは、2001年11月の大阪YMCA国際専門学校・国際高等課程での生田による授業「野宿者の将来若者」においてであり、カフカの階段が図示されている。

(2015-6-30)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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