ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カルヌンツム」の意味・わかりやすい解説 カルヌンツムCarnuntum ドナウ川上流域,ウィーンの東方 32kmにあった古代ローマの最も重要な要塞。6年チベリウス帝のマルコマンニ族攻撃の基地として建設され,その後,次第に防備が強化された。マルクス・アウレリウス帝はマルコマンニ戦争 (171~173) のとき,ここで『独語録』第2部を記した。 400年頃火災で焼失したが,現在多くの遺構が発掘されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by