1897年に始まった世界最古のマラソン大会。コースは起伏が激しく、30キロすぎからの急坂は「心臓破りの丘」と呼ばれる。男子の日本勢では1951年に
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アメリカのボストン市で行われるマラソン・レース。1896年にアテネで開かれた近代オリンピック第1回大会のマラソン・レースを見て感激したボストン陸上協会の役員が翌97年4月19日,〈愛国記念日〉を記念して第1回大会を開いた。1918年に第1次世界大戦の影響で中止になったほかは毎年4月(近年は第3月曜日)に欠かさず行われ,すでに第100回を超えている。単独レースとしては世界最古。コースは少しずつ修正が行われているが,現在はボストン郊外のホプキントンからボストン市立図書館までの片道コース。32km過ぎには〈心臓破りの丘〉といわれる難所の坂がある。少数の一流選手しか参加させないマラソン大会が多かった中で,早くから大衆レベルの参加も許し,質の高さと大衆化の両面を目指した大会として有名だった。72年に世界で初めて女子の正式参加を認め,77年には身体障害者のための車いすマラソンも導入した。参加者も最近では1万人を超え,すべての面でマラソンの大衆化の先頭に立っている大会でもある。日本は敗戦間もない1951年の第55回大会に初参加,広島出身の田中茂樹が優勝して〈原爆ボーイ〉と騒がれた。以来山田敬蔵,君原健二,瀬古利彦(2回)など合計7人(8回)が優勝している。
→障害者スポーツ
執筆者:加藤 博夫
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