普及版 字通 の解説
25画
[字訓] かまびすしい・よろこぶ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(かん)。は農耕儀礼として鳥占(とりうら)を行う意であろう。〔説文〕三上に「(かまびす)しきなり」とあっての意とするが、もと喧しく祈する意であろう。聒字条十二上に「語なり」とあり、も同義。字はまた喧・諠に作る。
[訓義]
1. かまびすしい、やかましい、さわぐ、いいあらそう。
2. よろこぶ。
3. せめる、よぶ。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 弥太(利)己止(みだりごと)〔名義抄〕 カマビスシ・サハガシ・ワスル・ミル 〔字鏡集〕 カマヒスシ・サハク・サヘツル・ワスル・ミル・ユヅル
[語系]
・・xuanは同声。また喧・諠xiuan、xoaも声義が近い。もと擬声的な語であろう。
[熟語]
説▶・▶・言▶・呼▶・敖▶・囂▶・声▶・然▶・譟▶・呶▶・奮▶・愉▶
[下接語]
蛙・叫・呼・・衆・笑・譟
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報