日本大百科全書(ニッポニカ) 「カンジキウサギ」の意味・わかりやすい解説 カンジキウサギかんじきうさぎ / 樏兎snow-shoe hare[学] Lepus americanus 哺乳(ほにゅう)綱ウサギ目ウサギ科の動物。アメリカ合衆国北部からカナダ、アラスカに分布する。頭胴長41~52センチメートルで、後ろ足が非常に大きく雪上歩行に適応している。夏毛は灰褐色を主体とするが変化に富み、冬毛は純白。歯式はで合計28本。昼間はやぶの中に潜み、夜活動する。草本、木の枝、芽、皮を食べる。春から秋にかけて、36日の妊娠期間ののち、3~4子を産む。寿命は4~5年。地方により肉はよく食用にされる。[阿部 永] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例