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歯式 ししき dental formula

翻訳|dental formula

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

歯式
ししき
dental formula

哺乳類の歯は異歯性で,切歯,犬歯,小臼歯,大臼歯で歯列をつくっているが,その歯の種類と数をわかりやすく表現するための式。横線の上下に左から,上下顎の片側の切歯,犬歯,小臼歯,大臼歯の数を記入する。

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デジタル大辞泉の解説

し‐しき【歯式】

歯の数を表したもの。分母に下あごのものを、分子に上あごのものを、片側の分だけ、左から門歯・犬歯・前臼歯・後臼歯の順に数を示す。哺乳類の重要な分類の基準。

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百科事典マイペディアの解説

歯式【ししき】

歯の構成を式で表したもの。普通,哺乳(ほにゅう)類に用いられる。上・下顎の門歯,犬歯,前臼歯(きゅうし),後臼歯の数(片側)を横線の上下に左から順に示す。哺乳類はハクジラ類を除き異歯性で,種類によりおのおのの歯の数が一定のため,歯式は分類上の重要な基準とされる。
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世界大百科事典 第2版の解説

ししき【歯式 dental formula】

哺乳類の歯の種類と数を示す式で,分類上の特徴の一つとして用いられる。哺乳類の永久歯クジラ類,貧歯類など一部のものを除くと異歯性で,切歯(門歯),犬歯,前臼歯(小臼歯),臼歯(大臼歯)に分かれ,各歯の数が種や属,あるいは科によって一定している。この数は共通の先祖がもっていた原型のままか,あるいはそれから変化してできたもので,系統上重要な意義をもつと考えられるので,それらを分数のように上顎の歯を分子,下顎の歯を分母に見立てて示し,系統関係の考察の資料としたものが歯式である。

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大辞林 第三版の解説

ししき【歯式】

動物の歯の種類と数とを表す式。上下顎の片側の門歯・犬歯・前臼歯・後臼歯の数を左から右へ分数式で示す。哺乳類では分類の重要な基準になる。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

歯式
ししき

哺乳(ほにゅう)類の歯の構成を表記した式をいう。一般に哺乳類は異歯性で4種類の歯をもつが、動物種によって各種の歯数が異なるので、歯式を用いてその数を表す。歯式は、横線の上下に、それぞれ上顎(じょうがく)と下顎の片側の門歯(切歯)incisor、犬歯canine、前臼歯(きゅうし)(小臼歯)premolar、後臼歯(大臼歯)molarの数を左から順次表記する方法が一般的である。前臼歯と後臼歯をまとめて頬歯(きょうし)cheek teethともよぶ。高等哺乳類の祖先の歯数は、普通は以下のようであった。すなわち、上下それぞれのあごの片側に門歯3本、犬歯1本、前臼歯4本、後臼歯3本があり、総数は44本である。したがって、哺乳類の基本式は

となる。門歯は食い切るのに適し、犬歯は獲物を襲うのに役だっているので、この歯列は基本的には肉食に適したものである。しかし、今日の哺乳類でこの歯式を厳密に残しているものは少ない。ヒトの歯は32本よりなり、門歯2本、犬歯1本、前臼歯2本、後臼歯3本で、歯式は

である。ほかに、次のような表記法もある。哺乳類の基本型を示すと

となる。哺乳類の祖先は前述のように肉食獣であったが、現生する草食動物の有蹄(ゆうてい)類をみると、犬歯が消失した雌ウマでは

の計36本となり、また上顎の門歯と犬歯が消失したウシでは

の計32本となる。一方、現生する肉食動物のイヌでは

の計42本で、ネコでは

の計28本である。[高橋純夫]

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世界大百科事典内の歯式の言及

【永久歯】より

…しかし,はえる時期が代生歯のそれに似ており,機能も生涯にわたって営まれることから永久歯に含めている。したがって,ヒトの永久歯数は代生歯20本,加生歯12本,合計32本であり,歯式ではI2/2C1/1P2/2M3/3=32,あるいはで表される(Iは切歯,Cは犬歯,Pは小臼歯,Mは大臼歯を表す記号であり,片側の上下顎歯数を示している)。永久歯の大きさは,形が乳歯とよく似た切歯や犬歯では乳歯より大きいが,形が似ていない小臼歯,ことに第2小臼歯では乳歯のほうが大きい。…

【歯】より

… 歯の数と形は動物の種類ごとに一定しているため,それらを種の特徴として一つの式で表示することがよく行われる。例えば原型の永久歯式は I3/3・C1/1・P4/4・M3/3=44省略してと書き表し,これを〈歯式〉という。ドブネズミはイヌはヒトはとなる。…

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