ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グレゴリウス6世」の意味・わかりやすい解説
グレゴリウス6世
グレゴリウスろくせい
Gregorius VI
[没]1047. ケルン
第148代教皇(在位 1045~46)。本名 Giovanni Graziano。教皇ベネディクツス9世(在位 1032~44,45,47~48)の不品行による不祥事から教皇位を守るため,金銭を支払ってベネディクツス9世を退位させたのち,1045年5月に教皇に選出された。しかし,翌 1046年に神聖ローマ皇帝ハインリヒ3世(在位 1039~56)が教皇領ストリで開催した教会会議において聖職売買の罪でとがめられ,退位してドイツへ隠退した。このときに付き添った修道士ヒルデブラントは,のちに教皇グレゴリウス7世(在位 1073~85)となった。
グレゴリウス6世
グレゴリウスろくせい
Gregorius VI
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