20世紀西洋人名事典 「カールツックマイヤー」の解説
カール ツックマイヤー
Carl Zuckmayer
1896.12.27 - 1977.1.18
ドイツの劇作家,小説家。
ライン・ヘッセン州ナッケンハイム生まれ。
1920年頃から演劇活動を始める。’25年に発表した戯曲「楽しい葡萄山」は出世作とされている。その後民衆劇風作品や社会風刺劇を発表し、また、映画シナリオや小説も手がけた。’38年にナチ政権を避けてスイスに、そして翌年アメリカに移住し、’46年に帰国している。’52年にはフランクフルトのゲーテ賞を受賞した。作品にはカトリック信仰に基づいた人生に対する肯定が力強く表されている。著書に「悪魔の将軍」(’46年)、「殉難の歌」(’50年)、「冷たい光」(’55年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報