殉難(読み)ジュンナン

精選版 日本国語大辞典 「殉難」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐なん【殉難】

  1. 〘 名詞 〙 国難社会、宗教などの危難のために一身を犠牲にすること。〔新撰字解(1872)〕
    1. [初出の実例]「宏大なる殉難の紀念碑を国都の中央なる大逵に築造し」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉前)
    2. [その他の文献]〔晉書‐姚萇載記〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「殉難」の読み・字形・画数・意味

【殉難】じゆんなん

国難に殉じて死ぬ。〔明史、忠義伝序〕以て・熹の兩に曁(およ)び、邊陲故(こと)多し。身を沈めに殉ずる、未だ僕を(か)へて數ふることも易からず。

字通「殉」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android