20世紀西洋人名事典 「カールブルックナー」の解説
カール ブルックナー
Karl Bruckner
1906 -
オーストリアの児童文学作家。
第二次大戦後作家としてデビュー。メキシコ革命を題材にした「メキシコの嵐」(1949年)、家出少年の物語「ナポリの浮浪児」(’55年)、広島への原爆投下を描いた「サダコは生きる」(’61年)などの作品がある。一貫した平和主義者であり、人道主義的立場から、戦争、貧困、無知など子供の幸福を妨げる悪を、物語を通して批判し、人間の理性、良心に訴えかけている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報