20世紀西洋人名事典 「カールベーム」の解説
カール ベーム
Karl Böhm
1894.8.24 - 1981.8.14
オーストリアの指揮者。
元・ウィーン国立歌劇場音楽総監督。
グラーツ生まれ。
グラーツ歌劇場練習指揮者から出発、1917年同歌劇場でデビュー。以来ミュンヘン、ダルムシュタット、ハンブルクの歌劇場指揮者を歴任、’33年ウィーン国立歌劇場で「トリスタンとイゾルデ」を指揮し名声を確立、’34年ドレスデン歌劇場音楽監督、’43〜45年、’54〜56年ウィーン国立歌劇場音楽総監督を務める。その間R.シュトラウスと親交を結び、オペラ上演に尽力、’64年オーストリア音楽総監督の称号を、’67年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団名誉指揮者の称号を得る。ドイツ正統派の大指揮者の一人である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報