カール・ユーゲンデューリング(英語表記)Karl Eugen Dühring

20世紀西洋人名事典 の解説

カール・ユーゲン デューリング
Karl Eugen Dühring


1833 - 1921
ドイツ哲学者,経済学者。
元・ベルリン大学講師。
ベルリン生まれ。
法律を学び、司法官見習い実習生として働いていたが、失明し職を辞す。1861年に学位を取得し、1863年からベルリン大学私講師として哲学、経済学を教えた。1873年の「国民経済学並びに社会経済学教程」、1875年の「経済教程」で脚光を浴びた。形而上学に反対して「現実哲学」を唱え、マルクスに反対し、愛国主義者、反ユダヤ主義者として大衆に受けた。しかし、1877年には社会主義者鎮圧法により大学を追われ、エンゲルスによって「反デューリング論」で徹底的に批判され不遇な晩年をすごす。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android