20世紀西洋人名事典 の解説
カール・ヨーハン カウツキー
karl Johann Kautsky
1854.10.16 - 1938.10.17
ドイツの政治家,歴史家,経済学者。
プラハ(チェコ)生まれ。
1875年オーストリア社会民主党に入党。当初ダーウィン主義の影響が強かったが、正統派マルクス主義へ、最終的には社会平和主義者へと転じていく。レーニンから「背教者」と非難され、晩年はウイーンで著作を続けたが、ナチスに追われプラハ、アムステルダムへと亡命し客死。K.H.マルクスの残した原稿を整理することにより、カウツキー版「資本論」や、「剰余価値学説史」を刊行したことで有名。他の作品に「農業問題」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報