20世紀西洋人名事典 「カール・D.T.ルンゲ」の解説
カール・D.T. ルンゲ
Carl David Tolme Runge
1856.8.30 - 1927.1.3
ドイツの数学者,物理学者。
元・ハノーヴァー高等工業学校教授,元・ゲッティンゲン大学教授。
ブレーメン生まれ。
1876年ミュンヘン、1878年ベルリンの大学に学び、1904年ドイツ最初の応用数学の教授となる。微分方程式の数値解法を発展し、図式解法を発案。微分方程式の数値解法(ルンゲ・クッタ法)は現代の計算術にも応用される。主な研究分野は応用数学と分光学で、解析関数の多項式近似の他、スペクトル分解の研究も行う。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報