20世紀西洋人名事典 「ガブリエルベルトラン」の解説
ガブリエル ベルトラン
Gabriel Bertrand
1867.5.17 - 1962.6.20
フランスの生物化学者。
元・パリ大学教授,元・パスツール研究所所長。
パリ生まれ。
別名Gabriel Emile Bertrand。
当時のフランス生化学の中心的人物で還元糖の定量法の考案で有名。薬学を学び、1900年パスツール研究所員、’09年パリ大学教授を経て、パスツール研究所所長就任。ガマ毒や蛇毒に関する研究を行い、その後フェノール酸化酵素であるラッカーゼを発見。又生物体内や土壌中の金属などの微量分析法を検討し、各元素の分布を研究。第一次大戦では毒ガスの研究を行った。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報