20世紀西洋人名事典 「ガブリエルマルセル」の解説
ガブリエル マルセル
Gabriel Marcel
1889.12.7 - 1973.10.8
フランスのカトリック思想家,哲学者。
元・パリ大学教授,元・モンペリエ大学教授。
パリ生まれ。
1910年哲学教授資格取得。’1929年カトリックに入信。39〜40年パリ大学教授、’41年モンペリエ大学教授を歴任。又一方で文筆活動をおこない、劇作、詩、評論活動を通じて欧州思想界を指導し、その思想はキリスト教実存主義の立場をとる。’48年アカデミー文学大賞を受賞。’52年人文科学アカデミー会員。’57年、’66年来日。著書「形而上学日記」(’14〜23年)、「存在と所有」(’34年)、「旅する人間」(’44年)、「存在と神秘」(’50年)、戯曲「聖像破壊者」(’23年)、「壊れた世界」(’33年)、「密使」(’49年)等多数。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報