ガリオア・エロア基金(読み)がりおあえろあききん(その他表記)GARIOA Fund,EROA Fund

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ガリオア・エロア基金」の意味・わかりやすい解説

ガリオア・エロア基金
がりおあえろあききん
GARIOA Fund,EROA Fund

ガリオア基金Government and Relief in Occupied Areas Fundは、第二次世界大戦中からマーシャル・プラン実施までの時期に、アメリカが占領地(西ドイツオーストリア、イタリア、日本)と南朝鮮に行った援助のための基金。この援助では、占領地の統治救済のために、飢餓疾病および不安を防止するのに必要な消費物資が供給された。エロア基金Economic Rehabilitation in Occupied Areas Fundは、冷戦を背景に、アメリカの援助政策が資本主義諸国の経済復興と強化を目ざすようになったのに伴い、1948年から日本と南朝鮮に実施された援助のための基金。日本に対しては機械、原料などが供給された。両基金はアメリカの予算では区別されておらず、実施においてもその区別はかならずしも明確ではなかった。これらの援助の性格については争いがあったが、結局、有償ということになり、1961年(昭和36)返済交渉が妥結し、翌年に返済協定が締結された。返済総額は4億9000万ドル。

[佐分晴夫]

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