きょうそう

精選版 日本国語大辞典 「きょうそう」の意味・読み・例文・類語

きょう‐そう キャウサウ

〘名〙 (「きょうさく(警策)」の変化した語か) きびしく警告を発してとがめだてすること。厳格に制止すること。しかりつけること。
※宇津保(970‐999頃)祭の使「昼よりも明かく照りみちたる火影に見えたるすがたかぎりなく珍らし。え念ぜず、ひとたびにさと笑ふ声のす。あらくけうさうして、なりしづまりぬ」
[補注]語源語義については、人を制する意で「警称」かとする説、「囂譟」の字音で、さわがしい意とする説などもあり、近来一説に、「叫騒」「喧噪」の字音をあて、やかましく叫び騒ぐ意とする説もある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android