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基督教婦人矯風会(読み)キリストきょうふじんきょうふうかい(その他表記)Woman's Christian Temperance Union

改訂新版 世界大百科事典 「基督教婦人矯風会」の意味・わかりやすい解説

基督教婦人矯風会 (キリストきょうふじんきょうふうかい)
Woman's Christian Temperance Union

アメリカにおける婦人禁酒運動から始まったキリスト教婦人団体。1883年,ウィラードF.E.C.Willard(1839-98)らを中心に結成され,世界的な組織となった。本来目的は禁酒運動であったが,現在では男女の純潔,平和などのためにも運動している。日本では93年に日本基督教婦人矯風会が創設され(初代会頭矢島楫子),未成年禁煙および禁酒法売春防止法などの法制化に尽力した。現在ではとくに世界平和運動に力をいれている。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「基督教婦人矯風会」の意味・わかりやすい解説

キリスト教婦人矯風会
キリストきょうふじんきょうふうかい
Woman's Christian Temperance Union

18世紀末から 19世紀にかけてイングランドスコットランド,特にアメリカに台頭してきた禁酒運動とその組織を背景に 1874年オハイオ州クリーブランドに創設された社会悪と戦うキリスト教婦人団体。 83年頃 F.E.C.ウィラードによってめざましく進展し,1960年代には世界に支部をおく婦人団体となる。日本では矢島楫子会長として 1886年に創設され,禁酒のみならず社会悪の克服や世界平和に積極的に貢献

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