普及版 字通 の解説

16画
[字訓] なぞらえる・くらべる・うたがう
[説文解字]

[字形] 形声
声符は疑(ぎ)。〔説文〕八上に「僭なり」とあって、僭上の意とする。貴人になぞらえる意。また「一に曰く、相ひ疑ふなり」とあり、疑と通用する。疑は猶予してことを決しかね、凝然として立つ形の字。その心意よりして字義が展開する。
[訓義]
1. なぞらえる、くらべる。
2. ならう、まねする。
3. うたがう、ためらう、躊
する。4. おろか。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕
カル・ナズラフ 〔字鏡集〕
カナラズ・ナラフ・トラフ・オコス・カル[熟語]

▶・
屈▶・
▶・
似▶・
象▶[下接語]
自
・切
・窃
・僭
・
・
・比
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

