ギムザ染色(読み)ギムザセンショク

デジタル大辞泉 「ギムザ染色」の意味・読み・例文・類語

ギムザ‐せんしょく【ギムザ染色】

血液標本の顕微鏡検査で用いられる染色法。エオシンメチレンブルー、アズール色素を混合したギムザ液で染色する。ドイツのG=ギムザがマラリア病原虫の染色法として考案し、現在も用いられる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ギムザ染色」の意味・わかりやすい解説

ギムザ染色
ギムザせんしょく
Giemsa's stain

血液の塗抹標本に用いる代表的な染色法であるが,そのほかリケッチアやクラミジア類,スピロヘータ類,細胞封入体の染色にも用いられる。ギムザ原液を pH6.4~6.6の精製水 1mlに1~2滴の割合で加えて混合し,これをメタノール固定した塗抹標本面に注ぎ,15~20分間染色する。血液塗抹標本では,赤血球はピンク,白血球の核は紫がかった青,好中性顆粒は紫桃色,好酸性顆粒は赤,好塩基性のものは濃暗紫青色に染まる。 1905年ドイツの化学者,細菌学者 G.ギムザ (1867~1948) が考案した。

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栄養・生化学辞典 「ギムザ染色」の解説

ギムザ染色

 染色体血液細胞の染色法の一つ後者では貧血白血病などの診断に用いる.

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