クウェドリンブルク(英語表記)Quedlinburg

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クウェドリンブルク」の意味・わかりやすい解説

クウェドリンブルク
Quedlinburg

ドイツ中北部,ザクセンアンハルト州の都市。マクデブルク南西約 50km,ハルツ山地の北麓,ボーデ河畔にある。 936年ザクセン大公により修道院が創建された。 1477年までハンザ都市。以後ザクセン選帝侯の保護下に入り,1698年ブランデンブルク領となった。農産物集散地で,付近では種苗,花卉,テンサイの栽培が行なわれる。詩人 F.クロプシュトック (1724~1803) および地理学者 C.リッター (1779~1859) の生地。ロマネスク様式聖堂をはじめ,中世以降6世紀間にわたって建てられた家並みが保存され,1994年世界遺産の文化遺産に登録。染料,精密機器,エンジンなどの工業も立地する。人口2万 7972 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android