デジタル大辞泉 「クサントス」の意味・読み・例文・類語 クサントス(Xanthos/Ξάνθος) 小アジアにあった古代都市。現在のトルコ南西部の都市アンタリヤの南西約110キロメートルに位置する。古代リキア王国の首都として栄え、当時はアリナと呼ばれた。紀元前6世紀にアケメネス朝ペルシア、前1世紀に古代ローマ帝国に征服された。リキア人による家を模した高さ10メートルもある墳墓塔、ローマ時代の円形劇場やアゴラ、東ローマ帝国時代の教会や住居の遺跡がある。1988年、近郊にあるレトーンとともに、世界遺産(文化遺産)に登録された。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クサントス」の意味・わかりやすい解説 クサントスXanthos 古代ギリシア,リュキアの都市。現トルコのキニク。2度にわたる壮絶な玉砕戦で名高い。前 540年頃アケメネス朝ペルシアの攻撃を受け抵抗の末,全滅。その後,再建され繁栄したが,前1世紀にローマ人に攻撃され,再び破壊された。ローマ時代の劇場の横にそびえる独特な形状の葬送塔はその悲劇を物語るものといわれる。 1988年,コジャ川をはさんで西に隣接するレトーンとともに世界遺産の文化遺産に登録。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by