デジタル大辞泉 「レトーン」の意味・読み・例文・類語 レトーン(Letoon) 小アジアにあった古代の聖域。現在のトルコ南西部の都市アンタリヤの南西約110キロメートルに位置する。名称は古代ギリシャの女神レトに由来する。ヘレニズム時代に築かれたレト、アポロン、アルテミスを祭った神殿や円形劇場の遺跡がある。1988年、近郊にあるクサントスとともに、世界遺産(文化遺産)に登録された。レトゥーン。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レトーン」の意味・わかりやすい解説 レトーンLetoon トルコ南西部,アンタルヤ県にある古代リュキアの都市。ギリシア・ローマ時代の劇場や神殿などの遺構があることで知られる。ギリシア神話の女神レトにちなんで名づけられたといわれ,前4世紀のアルテミス神殿,前2世紀のアポロン神殿,1世紀のレト神殿の遺構が残り,ヘレニズム時代の貴重な史料となっている。 1988年,コジャ川をはさんで東に隣接するクサントスとともに世界遺産の文化遺産に登録。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報