改訂新版 世界大百科事典 「クザ」の意味・わかりやすい解説
クザ
Alexandru Ioan Cuza
生没年:1820-73
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…クリミア戦争(1853‐56)以前は両公国はスルタンの宗主権とロシアの保護権の下に置かれ,ロシアの監視下で成立した〈組織規程(レグルマン・オルガニックRèglement organique)〉が憲法として効力をもっていたが,クリミア戦争でのロシアの敗北後,スルタンの宗主権は残されたがロシアの保護権は廃され,代わって1856年のパリ条約調印諸国の共同管理下に置かれた。同条約によって設立された両公国の暫定議会(ディバン・アドホックDivan ad‐hoc)は,59年1月,ともにクザを公に選出することによって両公国の統一を実現し,管理諸国もこれを承認した。管理諸国の間でも利害の対立があり,イギリスとオスマン帝国は両公国の強化を恐れて統一に反対したが,フランス,ロシアは統一を支持した。…
※「クザ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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