日本大百科全書(ニッポニカ) 「クジラグサ」の意味・わかりやすい解説 クジラグサくじらぐさ / 鯨草[学] Descurainia sophia L. アブラナ科(APG分類:アブラナ科)の一、二年草。全体に白い軟毛があり茎は分枝し、高さ30~70センチメートル。葉は柄がなく、狭卵形、2回羽状に全裂し、裂片は倒披針(とうひしん)形。5~6月、小さな花を開き、花弁は黄色で狭い匙(さじ)形。長角果は狭線形。本州中部にまれにみられ、ヨーロッパ、アジアの温帯に分布する。名は、細く切れ込んだ葉をクジラのひげに例えたものといわれる。[小林純子 2020年11月13日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のクジラグサの言及 【アブラナ(油菜)】より …マメグンバイナズナに似るが,果実は大きくなる。(6)クジラグサDescurainia sophia (L.) Webb ex Prantl (イラスト)ユーラシア大陸原産の高さ数十cmから1mに達する一~二年草。茎は直立し,少数の枝を出す。… ※「クジラグサ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by