クラスノヤルスク演説(読み)クラスノヤルスクえんぜつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クラスノヤルスク演説」の意味・わかりやすい解説

クラスノヤルスク演説
クラスノヤルスクえんぜつ

1988年9月 16日東シベリアのクラスノヤルスクゴルバチョフが行なった演説。2年前のウラジオストク演説をさらに発展させ,アジア太平洋地域の核兵器・海軍力凍結,アジア安全保障構想会議など安全保障に関する7項目を提案した。中国に対しては首脳会談を,韓国に対しては貿易,経済交流を呼びかけ,90年9月 30日の韓ソ国交樹立への道を開いた。日本については軍国主義によらず大国地位を築いたと高く評価した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android