ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クラテロス」の意味・わかりやすい解説
クラテロス
Krateros; Craterus
[没]前255
古代マケドニアの軍人。ラテン名クラテルス。前 280年コリント,ペロポネソス総督。義兄アンチゴノス2世に仕え,アッチカ,エウボイアをも支配,スパルタのアレウス1世とも戦った (前 266) 。『アテナイ法註釈』 Psēphismatōn synagōgēを著わした。
クラテロス
Krateros; Craterus
[没]前321
古代マケドニアの軍人。アレクサンドロス3世 (大王)の武将。ラテン名クラテルス。アジア遠征で頭角を現し,分遣隊を率いてバクトリア,ソグディアナを征討,インドに達した。のち退役兵をマケドニアに連れ帰り摂政としてギリシアをも統括した。大王死後の後継者争いの初期に戦死。
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