クラビーア(その他表記)Klavier[ドイツ]

デジタル大辞泉 「クラビーア」の意味・読み・例文・類語

クラビーア(〈ドイツ〉Klavier)

チェンバロクラビコードピアノなど、鍵盤けんばんを有する弦楽器総称オルガンを含めていう場合もある。

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精選版 日本国語大辞典 「クラビーア」の意味・読み・例文・類語

クラビーア

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Klavier ) ドイツ語で鍵盤楽器(オルガン、ハープシコード、クラビコードなど)の総称。現在では、ふつうピアノ、ハープシコードなど有絃の鍵盤楽器をさす。

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改訂新版 世界大百科事典 「クラビーア」の意味・わかりやすい解説

クラビーア
Klavier[ドイツ]

〈鍵〉を意味するラテン語clavisから派生した音楽用語。(1)フランスでは鍵盤楽器(オルガン,ハープシコード,ピアノなど)の鍵盤をいう。(2)ドイツではバロック時代に鍵盤楽器の総称として用いられ,もともとは特定の楽器を指すものではなかった。しかし,18世紀の後半においてはクラビコードを意味することが多く,19世紀に入るとたいていの場合,ピアノの意で用いられるようになった。
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世界大百科事典(旧版)内のクラビーアの言及

【ピアノ】より

…またハープシコードが爪状のプレクトラムで弦をかき鳴らす撥弦楽器であるのに対して,ピアノはハンマーで弦を打つ打弦楽器である。ハープシコードと区別するために,18世紀後半から19世紀初頭のドイツでは,ピアノをとくにハンマークラビーアHammerklavierとも呼んだ。ハープシコードではストップの操作によって音量が階段状に変化した(テラス状強弱法)のに対して,ピアノは打鍵の強さによって音量を急激にも漸次的にも自由に変えることができる。…

※「クラビーア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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