クラボウ

百科事典マイペディア 「クラボウ」の意味・わかりやすい解説

クラボウ[株]【クラボウ】

1888年大原孝四郎(その子が大原孫三郎)が倉敷紡績所として設立,地方紡績合併で発展,1893年倉敷紡績に改称。1926年人絹進出のため倉敷絹織(現クラレ)を設立。綿・羊毛・化合繊紡織のほか化成品も生産。情報システム・機器,バイオなども展開。近年は抗菌加工衣料など高付加価値繊維製品の開発,拡充に力を注いでいる。本社大阪,工場安城,津ほか。1988年通称をクラボウとした。2011年資本金220億円,2011年3月期売上高1451億円。売上構成(%)は,繊維53,化成品30,不動産活用4,交錯機械3,エレクトロニクス3,その他7。海外売上比率27%。
→関連項目倉敷[市]

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「クラボウ」の解説

クラボウ

正式社名「倉敷紡績株式会社」。略称「クラボウ」。英文社名「KURABO INDUSTRIES LTD.」。繊維製品製造業。明治21年(1888)「有限責任倉敷紡績所」設立。同26年(1893)現在の社名に変更。本社は大阪市中央区久太郎町。総合繊維メーカー。綿・合繊・羊毛などの繊維製品の製造・販売を行う。ポリウレタンフォーム・無機建材・機能性フィルムなど化成品も手がける。東京証券取引所第1部上場。証券コード3106。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

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