ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クリーナプロダクション」の意味・わかりやすい解説 クリーナプロダクションcleaner production 製造工程全体として継続的に資源消費量を少なくし,環境を汚染する廃棄物の発生を抑制する生産技術の概念。低公害型生産技術。CPと略称する。1989年に国連環境計画 UNEPで初めて提案された。従来のように,製造の最終段階で発生した大量の廃水や廃煙から汚染物質を除去する方法をとるのではなく,製造工程の根本を変えることで環境負荷を低減する。CPの例としては,水銀法から隔膜法,イオン交換膜法(→イオン交換)へと替えた苛性ソーダ製造やフロンを使わない半導体製造,廃液(→パルプ工業廃水)中の汚染物質を低減したパルプ・製紙製造などがある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by