クレパス

精選版 日本国語大辞典 「クレパス」の意味・読み・例文・類語

クレパス

  1. ( Craypas ) 商標名。顔料を軟質油で固めたクレヨン類の絵の具。日本独特のもので、クレヨンとパステルの特長を取り入れ、色を重ねたり混ぜたりすることができる。
    1. [初出の実例]「頼子はもうお姉ちゃま絵をかきませうと、クレパスの箱を抱へて〈略〉寄って居た」(出典:往来(1946)〈永井龍男〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のクレパスの言及

【クレヨン】より

…クレヨンは色彩が鮮明ではあるが重ね塗りによる色の混合ができず,他方,パステルは重ね塗りはできるが,顔料に白粘土が混入されていてわずかな接触でも剝落する欠点がある。この両者の欠点を克服し子どもの絵画表現を深める画材として,25年山本と桜商会とが協力して開発したものが,油性の媒材で顔料を練り合わせたクレパスで,重ね塗りが可能なうえに安定した描画が得られるようになった。絵具【佐藤 秀夫】。…

※「クレパス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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