ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クレミュー」の意味・わかりやすい解説
クレミュー
Crémieux, Benjamin
[没]1944.4. ブーヘンワルト
フランスの批評家。フィレンツェのフランス協会で長年事務長をつとめるかたわら,ピランデッロの作品をフランスに翻訳紹介。帰国後は『NRF』誌上で精力的に活躍。高い道徳的見地からいわゆる「新ユマニスム」を提唱した。同時代の作家たちを扱った評論集『20世紀』 XXe siècle (1924) ,第1次世界大戦後の文芸思潮を論じた『不安と再建』 Inquiétude et Reconstruction (31) などのほか,小説『クラスの首席』 Premier de la classe (21) がある。レジスタンスに参加,強制収容所で死んだ。
クレミュー
Crémieux, (Isaac-Moïse-) Adolphe
[没]1880.2.10. パリ
フランスの法学者,急進共和派の政治家。 1870年国防政府の法相。
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