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国防政府 こくぼうせいふ Gouvernement défense nationale

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

国防政府
こくぼうせいふ
Gouvernement défense nationale

スダンの敗北に伴う第二帝政崩壊後に生れた 1870年9月から 71年2月までのフランス臨時政府。パリ総督 L.トロシュを首相とし,穏健共和派を中心に組織され,対ドイツ休戦工作を進めた。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

国防政府
こくぼうせいふ
Gouvernement de la Dfense Nationaleフランス語

1870年9月~71年2月、パリに存立したフランス政府。プロイセンフランス戦争中、70年9月2日のナポレオン3世セダンスダン)Sedanでの大敗を知ったパリ民衆の蜂起(ほうき)により、9月4日共和制が宣言され、臨時政府として国防政府が成立した。新政府はパリ総督トロシュを首相とし、パリを含むセーヌ県選出の帝政下の野党議員たち、すなわちジュール・ファーブル(副首相、外相)、ガンベッタ(内相)、クレミュー(法相)、ジュール・シモン(文相)、ルフロー(陸相)らの名士からなり、帝政への忠順宣誓を忌避して議員にならなかった者は入閣していない。政府は表向きは対ドイツ抗戦を唱えたが、実際は抗戦継続が民衆武装組織の増強と社会革命をもたらすことを恐れ、すぐ講和交渉を進め、出撃を失敗させるなどして民衆の戦意の弱化を図り、71年1月末、独仏休戦条約を締結。これに不満な、当時陸相を兼ねたガンベッタは辞職した。総選挙の結果、政府は、2月13日にボルドーで開かれた国民議会に、同日、政権を委譲した。[西海太郎]

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