クロード-モネの家と庭園(読み)クロードモネのいえとていえん

世界の観光地名がわかる事典 の解説

クロードモネのいえとていえん【クロード-モネの家と庭園】

フランスの首都パリの西約70km、セーヌ川沿いの小さな村ジヴェルニー(Giverny)の郊外にある、同国を代表する印象派の画家の一人クロード・モネ(Claude Monet、1840~1926年)が暮らした家。モネは43歳のときに移り住み、この家で生涯を閉じた。モネの代表作である「睡蓮」の連作は、この家で1890年代終わりから描き始めた。淡いピンク色の外壁の建物で、モネが暮らしてた当時のままのダイニング、キッチン、家具などがあり、アトリエやモネの膨大な浮世絵コレクションを見学することができる。また、色とりどりの花が咲き乱れる庭園と、日本橋(太鼓橋)がある蓮池の庭園がある。この池が「睡蓮」のモチーフになっている。パリのサンラザール駅からルーアン行きに乗り、ヴェルノン(Vernon)駅で下車して、バスを利用してアクセスできる。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android