20世紀西洋人名事典 「クロードモルガン」の解説
クロード モルガン
Claude Morgan
1898 - 1966
フランスの小説家。
元・「レットル・フランセーズ」主幹。
第二次大戦中レジスタンス文学の作家として登場する。ナチス・ドイツ占領下「レットル・フランセーズ」の主幹を務め、レジスタンス文学運動で指導的役割を果たす。戦後は世界平和評議会の機関誌「地平線」の編集長を務め、平和運動の推進に貢献するが、ハンガリー事件以後、党を離れる。小説「人間のしるし」(1944年)や「羅針盤のない旅行者」(’51年)などには占領体験による強いヒューマニズムの精神や平和への願いが刻まれている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報