タイ西部の川。別称ケオ・ノイKhwae Noi川。タイ・ミャンマー(ビルマ)国境のテナセリム山地に源を発し、南東流してカンチャナブリでメクロン川に合流してタイランド湾に注ぐ。全長240キロメートル。第二次世界大戦中、日本軍はこの川に沿って、タイとビルマを結ぶ泰緬(たいめん)鉄道を建設した。戦後イギリスは、シンガポールの機能が減少するとの理由で撤去し、現在はタイ領内のみが使用されている。映画『戦場にかける橋』(1957。デビッド・リーン監督)の舞台で、カンチャナブリにモデルとなった鉄橋がある。熱帯の川には珍しく河床は砂礫(されき)で敷き詰められ、水も澄み、観光地となっている。
[大矢雅彦]
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