ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グラプスキ」の意味・わかりやすい解説
グラプスキ
Grabski, Władysław
[没]1938.3.1. ワルシャワ
ポーランドの経済学者,政治家。 1905~12年国民民主党のロシア国会 (→ドゥーマ ) 代議員。 19年パリ講和会議に出席。蔵相 (1919~20) ,首相 (20) ,首相兼蔵相 (23~25) を歴任。通貨改革,ポーランド銀行の創設 (24) によってインフレを克服,経済の安定化に貢献した。ドイツとの関税戦争勃発 (25) の責任を取り辞職。 26年政界から引退,以後農業経済大学教授として教育,研究に専念した。主著に『建国の2年間』 Dwa lata pracy u podstaw panśtwowości naszei,1924-25 (27) がある。
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