改訂新版 世界大百科事典 「グンケル」の意味・わかりやすい解説
グンケル
Hermann Gunkel
生没年:1862-1932
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…その前段階に,《ダビデ集》《コラ集》《アサフ集》などの小歌集が存在し,それらが編集されて現在の形をとった。文学類型上は,古代イスラエルの背景をなす古代オリエントの宗教詩とも関連するが,ドイツの旧約学者グンケルは主要類型として,〈賛歌〉〈民族の嘆きの歌〉〈王の詩篇〉〈個人の嘆きの歌〉〈個人の感謝の歌〉を挙げ,そのほかに〈巡礼歌〉〈戦勝歌〉などの小類型を挙げた。《詩篇》の基本にあるのは,人間の苦悩の描写と訴えであり,それに対する神の救助の行為の報告と救助を行う恵みの神の描写が〈ほめたたえ〉となる。…
…1880年代の終りに,古代キリスト教を宗教史的方法によって解明しようとしてドイツの一群のプロテスタント神学者が始めた学問的運動とそのサークル。代表者は年長順に,アイヒホルンA.Eichhorn,ウレーデW.Wrede,ライツェンシュタインR.Reitzenstein,グンケル,ブセット(ブーセ)W.Bousset,トレルチなど。彼らは宗教への内的共感から宗教の生きた発展の姿をとらえようとする宗教史的方法をとくに原始キリスト教に適用し,その祭儀や思想の奥にある霊的・内的敬虔としての宗教性が周辺の世界の宗教に連なることを文献学的に究明しようとした。…
※「グンケル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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