普及版 字通 「ケイ・かなえ」の読み・字形・画数・意味
16画
[字訓] かなえ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(刑)(けい)。〔説文〕十四上に「なり」とあるもその器制をいわず、〔玉〕に「羹のなり」という。〔周礼、天官、亨人〕に「祭祀には大羹羹を共(供)す。客にも亦た此(かく)の如くす」とあり、〔司農注〕に、大羹には五味を加えず、羹には塩菜を加えるとあり、宴飲のときに用いた。〔儀礼〕に、や豆を用いることが、多くしるされている。
[訓義]
1. あつものをいれる鼎。両耳三足、蓋のある大鼎。
2. あつもの、菜羹。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 アツモノノウツワ・センヘイノハシ
[熟語]
器▶・羹▶・俎▶・鼎▶
[下接語]
祭・設・羊
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報