菜羹(読み)さいこう

精選版 日本国語大辞典 「菜羹」の意味・読み・例文・類語

さい‐こう‥カウ【菜羹】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「羹」はあつものの意 ) 野菜のあつもの。野菜の吸物。また、質素な食事のたとえ。
    1. [初出の実例]「聖主命小臣、分類旧史之次、見上月子日賜菜羹之宴」(出典菅家文草(900頃)五・早春観賜宴宮人同賦催粧)
    2. [その他の文献]〔論語‐郷党〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「菜羹」の読み・字形・画数・意味

【菜羹】さいこう(かう)

野菜の汁もの。〔論語郷党(そし)・羹と雖も、祭(一部を供える)するに必ず齊如(さいじよ)(敬虔なさま)たり。

字通「菜」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む